お蔵入りから奇跡の完成公開!

他にもある心を抉る邦画作品

他にもある心を抉る邦画作品②

リリイ・シュシュのすべて

 「なぜこんな作品を作ったのだろう」という位、暗いです。鑑賞した後は軽く脱力し、絶望感に苛まれそうな作品でもあります。思春期の中学生を取り巻く人ストーリーなのですが、『若気の至り』では済まされない闇と傷が、世界の中でひときわ重要な地点を支配しています。

 作品名が少し、惑わせるようなところがあります。予備知識がないと、カリスマシンガーの「リリイ・シュシュ」の半生を綴った体験記のようなイメージで見てしまいますが、中学生のダークな青春ストーリー。そしてリリィシュシュは、この映画のために作られたカリスマシンガソングソングライター。その辺を踏まえてみると、作品に早い段階で入り込んでいけると思います。やり場のない悲しみをぶつける女子中学生。少年少女達に起こる、様々な出来事。ただその出来事を直接的な描写で描かず、見る側に想像させる。直接的にグロテスクな映像を見せられるよりも、自分の想像力に胸が締め付けられる。そんな感覚。見る人に敢えて答えを提示しない作品手法も独特。この映画に何を見いだせるか。誰かの感想を聞いていたのでは、その方向に考えが引っ張られるのでおすすめできません。

 本作で見えるのは、希望?絶望?人生の底の深さ?救い?それらの要素が、どこまで、どの振り幅を持って見る人に伝わって来るのか。その人なりの「解」は、作品を通して、心が感じたもので異なっていくかもしれません。少なくとも、「自分の青春時代もこんなものがあったなあ。」と懐古主義に走れるような作品ではありません。そして、ドキュメンタリーでもありません。生きることの闇に触れたい方は、見る価値があるかもしれません。

きいろいゾウ

 宮崎あおいの強い印象が一際光る夫婦愛の映画作品です。淡淡とした展開の中に緻密に織り込まれた夫婦の難しさとと温かさが描かれております。アップダウンがない展開なので退屈に感じてしまうかもしれませんが、映画を雰囲気で味わいたいという人には向いている作品だと思います。向井理扮する売れない小説家とその妻の日常が描かれる。何気ない動作や会話のやりとりが繰り返されつつ、徐々に明らかになってくる二人の過去。出会ってすぐに結婚した二人だからこそ知らない部分も多い。いつしかそのお互いの溝が広がっていく。果たして二人の愛はどういう方向に向かっていくのでしょうか?

 強い印象がある女優、宮崎あおい。ストーリーのアップダウンのなさを彼女の強い印象と魅力で埋めているような映画です。彼女がいるからものがもっているような気さえします。夫婦っていいものだな。と思う気持ちと夫婦でいることの難しさ。その両方が味わえるような作品になってます。どちらかというと男性が抱える女性の難しさが良く出ています。彼女が何に傷つき何に悩んでいるのか。深く理解しようとしてもできないもどかしさと、達観した気持ちを抱える夫。長く連れ添って行くには乗り越えなくてはならない壁がある。それをどう乗り越えていくのか。それには夫が妻を理解する心が必要なんだ。そんな言葉が込められています。夫婦でゆっくりこの映画を見る。妻がどう感じているのかを聞いてみて、理解を深めるのにいいかもしれません。

アノ有名人のインスタ拝見ッ

恵比寿や中目黒、渋谷から近い整体の代官山コンディショニング。初めてでも安心の痛くない整体施術です。整体 渋谷「たった一度で変化を実感」できます。身体に不調を感じたらぜひご利用下さい。
昨今柏 テナントに求められているのは、気候、騒音、異臭、他人の視線や聞き耳、天敵など、立地条件によって異なる環境に対応できること。

時をかける少女

 アニメ版「時をかける少女」はアニメだからといってバカに出来ない魅力をもった作品の一つです。筒井康隆の小説『時をかける少女』が原作の本作ですが、原作のストーリーの映画化ではなく、原作の出来事から約20年後を舞台に次世代の登場人物が繰り広げるストーリーを描く続編となっているのです。

重力ピエロ

 サスペンス要素も織り交ぜられた、切ないヒューマンもの映画です。どうしようもないリアルをいかに受け入れて、強く生きていくか。達観した視点からの言葉がインプレッション的な映画です。

大学院生の泉と、街の落書きを消す仕事をする弟の春。弟は美男子で女性から常にもてる人生。だが不思議と兄からは女の影が見えない。そんなある日、仙台市内で連続放火事件が起きていることを知る兄。そしてその事件は、実は弟の出生の秘密とも関わる重大な意味を持っていた。真実は何なのか。リアルと直面して受け入れる本当の強さとは。家族とは。切なくも悲しい家族の生きる姿がここにある。一つの事件から生まれた、家族を襲う悲劇。その悲劇から又新たな悲劇が生まれる。受け入れることに苦闘する子供と、大局的に、達観した考えを持つ父親。もはや変えることのできない宿命を、どう受け入れて、どう生きていくのか。暗い主題ですが、強烈な「生きるための言葉」が込められた映画です。小説も読みましたが、映画の方が世界観が伝わるという、珍しいタイプかもしれません。

今年の最新ヘアスタイル特集!

手紙

 とにかく切なさ、やるせなさで胸がいっぱいになってしまいそうな映画です。キャスト陣の演技も素晴らしく、心に残る映画です。

 主役の兄が、主役の学費を稼ぐために盗みに入ってしまう。そこで進入した住民と鉢合わせになり、誤って殺害してしまい刑務所へ。服役中は主役と兄は手紙で連絡を取り合う。やがて主役は結成したお笑いコンビが軌道にのり、お金持ちの娘と結婚話があがるなど、人生が好転し始める。ところが、「殺人者の弟」という噂が広まり、つかみかけていた成功から転げ落ちていく主役。そこで兄を恨み、手紙を送ることを止めてしまう。今後の二人の関係は。そして主役は幸せをつかむことができるのか。悪いことはいけないことなのですが、単純に片付けられない難しさ。もし、あの時、ああしなければ。決して対岸の火事ではない出来事のように感じさせる映画です。不条理に不条理が重なり、それでも生きていかなければならない辛さ。その中で見出すささやかな幸せ。弟目線、兄目線それぞれからもストーリーの見え方が違ってきます。

そして最後の場面では、兄の渾身の演技がとにかく涙をそそります。救われる要素がある映画ではありません。救いは自分で見つけなければならない。そんな言葉もこめられているような気がします。