お蔵入りから奇跡の完成公開!

心を抉る洋画作品も見てみよう

心を抉る洋画作品も見てみよう①

ベンジャミン・バトン 数奇な人生

 もし、人生が老人からスタートしたとしたなら。ありえない話ですが、そこから始まった男の一生。それを通じて、人生をもっと大事に生きよう、と思わせてくれる映画です。

 80歳の赤ん坊としてこの世に誕生した主役。普通の人とは逆に、年を取る事に若返えるという人生を歩んでいく。その男が施設で引き取られてから死ぬまでの一生を通じての出会い、恋、別れを描いていく。「企画オチ」の危険性を秘めた映画というのが観る前のインプレッションでしたが、男の一生が巧みに描かれており、内容のある作品に仕上がっていると思います。逆転しているからこそ見えてくるもの。一人の人生を追いかけていく内に、自分の人生の大切なものは何なのか。そして限りある人生を、悔いの無いように生きる必要があること。改めて気づかされたことが多い映画です。人によって評価が大きく分かれる映画です。平凡な作品というか、心に残る作品か。それを判断する楽しみもありますね。

《500》日のサマー

 明るいタッチで描かれた単純な恋愛ものなのですが、とても奥深さがあって、見る価値のある映画です。ただ単に男と女が出会って、結ばれるかどうなのかという話なのですが、ただそれでおしまい。というものではないんです。

ストーリーの進み方がとても斬新。主役の男性と、一目惚れした女性の500日間を描いているのですが、1日目、2日目と順を追わずに、ある時は300日から。そしてまた戻って、3日目からといった具合に、ころころ時間軸が変わります。でもその見せ方が非常に上手いです。話が繋がりながら転がっていくテンポの良さが、爽快。女性に翻弄された男性の姿がメインなのですが、女性の気まぐれさや難しさをリアルに、やや男性目線で描かれております。男ならでは、女ならではの感情が見え隠れする描写に、共感できるポイントがたくさんあって、昔を思い出すきっかけになりそう。そして、恋愛だけでなく人生とは何だろうという大きな主題も同時に考えさせれられます。運命って、愛って、何だろう。この映画のラストに、一つの道しるべが示されたので、それに共感する方も多いはず。特に、運命の人はもう逃してしまった。昔好きだった人が忘れられない。そんな思いを人知れず抱えている方に、少し救われる要素があるかもしれません。単純な恋愛映画とは違う、コミカルさや切なさ、共感できる部分と、玉手箱のように詰まった映画です。

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バタフライ・エフェクト

 語り始めがとても斬新なSFサスペンス。ドキドキハラハラさせる展開、切なさに魅了された映画です。

 バタフライエフェクトとは、ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起こるというように、わずかな出来事の違いが、将来の結果に大きな差を生み出す理論のことを指します。

 幼い頃、記憶を喪失してしまう病気にかかっていた主役は、治療の一環として日記をつけ続けていた。そして大人になったある日、過去の自分の日記と再開する。すると、自分の意識が、日記に描かれていた当時に戻ってしまった。消してしまいたい、でもどうしようもない過去。そこで主役はその過ちを繰り返させないように出来事を変えて行くのです。そしてリアルに戻ると、全てが変わっていた、と同時に変わって欲しくないものまで変わってしまった。果たして主役は過去の過ちを変えてしまうことができるのか、そして最愛の幼なじみと結ばれるように運命の糸をたぐりよせることができるのか。いわば、昔を知っている自分が、昔にタイムスリップ。そこで運命を変えてしまうが、変えてしまったばっかりに、意図しなかった他のものまで変わってしまう。という興味深い作りになっています。SFとサスペンスと愛、そして人生の不条理さが融合した、非常に充実した内容の映画です。そして衝撃のラスト。最後の最後で来るのは切なさか。非常に高い完成度を誇る、秀逸の映画です。

ミリオンダラー・ベイビー

 『死んだようにダラダラと生きていく人生か、それとも流れ星のように一瞬輝き燃え尽きる人生か』そんな深く暗い主題を投げかけてくる、心にずっしりと響く名作。とても悲しく切ないストーリーです。すごく味わい深いですが、見たあとは暗い気持ちになりそうな、そんな映画です。女性プロボクサーのサクセスストーリを匂わせますが、そんな単純なものではありません。その背景、生き方を通じて『生きること』を考えさせられる作品に仕上がっています。ゆっくりと、淡々と流れていくストーリー。出てくる登場人物は皆、不幸な部分を背負って生きています。ストーリーの起承転結はあるのですが、ストーリー全体を覆う重く悲しい空気感に身を任せながら乗っていくようなイメージです。

 (あらすじ ) 30歳を過ぎた一人の貧しい女。プロボクサーで活躍することを夢見る彼女は、心に傷を持つトレーナーと出会い、コーチをして欲しいと願い出る。はじめは頑なに拒否をしていた男であったが、彼女に心を突き動かされ、本格的なトレーニングに入る。この男、過去に傷を追ったファイターを制止することができず、失明をさせてしまった過去を持つ。一方、タフな彼女はみるみる成長し、タイトル戦まで上り詰める。だがそのチャンスを止めようとする男。しかし、彼女の熱意にタイトル戦を戦うことを受けてしまう。その選択が、再び彼と彼女の運命を大きく動かすこととなる。ラストスパート部分は衝撃的、残酷です。決してハッピーエンドや形のいい収まり方を見せる映画ではありません。深く、暗い主題でも正面から受けとめたい方にこそお薦めできる映画です。

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ガタカ

 「人間に必要なのは、優秀な遺伝子が全てで、努力や感情は不要なのだろうか」という暗い主題を投げかけてくる映画です。SF要素も軽く盛り込みながら、ヒューマン、サスペンス要素と上手に調和した、満足度の高い映画です。

「自然な形」で生まれるが、身体機能に欠陥がある「不適正者」の主役。その一方、オリンピックでメダルを取るほど身体能力に恵まれた「適正者」も、事故により体が不自由になってしまった男。宇宙飛行士を目指す主役は、「適正者」のDNAを譲り受け、その男に成りすますことを計画し、実行する。果たしてその男の希望は叶うのか。そして直面するリアルと未来は。舞台は近未来なのですが、いかにもCGを駆使したSF的なものはありません。リアリティを残しながら、スマートに映像を見せる手法は、リアルの延長線にあるかのよう。優秀な遺伝子を生む前から選択でき、選ばれた道につくことができる。そうした完璧な遺伝子を持つ者が増えることが果たして良いのでしょうか。そんな暗い主題を投げかけてくるかのような映画です。本当に人として大切なものは何なのか。切なくも温かさが見えるヒューマンストーリー。考えさせられるし、心も感動で揺れ動かされる、そんな映画です。ストーリーの中盤らへんからラストスパートにかけて見せる、サスペンス要素も見どころ十分。ドキドキしながら魅せる場面もあるので、退屈させません。ヒューマン要素と上手にからめて展開していくのはお見事。やや終わりにかけて、ストーリーの進み方が強引でインパクトも薄いインプレッションが受けた点は減点。ですが、それ以外は良く出来た、名作を冠するのにふさわしい映画です。