お蔵入りから奇跡の完成公開!

心を抉る洋画作品も見てみよう

心を抉る洋画作品も見てみよう②

闇の列車、光の旅

 中南米で生きる人たちのリアル、そして移民たちが希望を求めて生きていく姿を映し出した映画です。生々しく泥臭い展開に感じさせる「リアル」がそこにはあります。ギャング団の一味として活動する一人の青年。それとは対照的に、よりより生活を求めてアメリカに移住することを決意した一人の少女。この二人が運命のいたずらともいうべき出会いによって、ともにアメリカに向かって歩き出します。失うものがあまりに多い人生、自分の力で制御できることも自分の首を絞めるだけ。そんなジレンマを抱えながらも必死で生きていく二人。果たして二人の旅の先に待ち受けるものは光なのか、それとも。

 ストーリーは至って単純に進んでいきます。起承転結で工夫して、とか計算されたような緻密な構成でもありません。その辺を求める方にとっては、若干物足りなさを感じるかもしれません。与えられること、手にすることがあまりにも多い私たち日本人の生活が「特殊」であるかのような世界観。不平不満のレベルが、本当に「生」に直結する中南米の人たちのリアルを見て、考えさせられることも多い映画です。いろいろな「世界」を知る、という教材のような映画という位置づけかもしれません。暗く重く過酷なのが人生。そんな宿命を背負った人がまだまだたくさんいるという認識を、いやがおうにも植えつけられた映画です。

 ミーハー的な気分で見る作品ではないのは明らか。好き嫌いが分かれそうな分野でもありますが、見ると意外とその世界に入り込めそうな魅力もある、そんな不思議な映画です。

スラムドッグ ミリオネア

 表向きはサクセスストーリー、でも実際は全然違うストーリー。暗いけど実に良く構成された映画だと思います。

 スラム街(都市部に住む貧民層)で暮らす男の二人兄弟。弟が「クイズミリオネア」で不正疑惑をかけられて取り調べを受けるところからストーリーはスタートします。小さい頃に母を亡くし、家もなくそれでも生き抜かなければならない過酷な運命。土地を転々としながら、生きていくために手段を選ばない兄とそれについていく弟。果たして、弟の不正疑惑は解消されたのか、そして番組に出場した本当の理由とは。そして二人兄弟の悲しく壮絶な過去とは。全てが紐解かれていく。現在からはじまって、その境遇を振り返っていくという展開。全体像がわかりやすいので、過去と現在を行き来しても話を追いやすいのが特徴。あまりに衝撃的で悲惨。そして悲しい宿命を背負った兄弟。そこに直面する裏切り、自分の無力さ。貧困であることがこれほどまでに過酷なものを与えるのかというリアルを垣間見せてくれます。リアルのリアルをどこまで再現しているのかはわかりませんが。安易に希望を見せるわけでもなく、でも希望を目指して生きる人たちの美しさ。その反対に残酷な社会に飲まれていく人たち。光と影を強く映し出す本作、見どころとしては十分すぎるほど。

 ただお話の内容が相当暗いので、見る人を選びます。が、見るに十分値する作品であることは間違いないです。

アノ有名人のインスタ拝見ッ

オールド・ボーイ

 韓国映画と聞くと、毛嫌いしそうな人もいそうですが、非常に骨太で素晴らしい作品でしたので紹介いたします。愛と復讐が主題の、一風変わったサスペンス作品である本作ですが、とにかく感情の引力が強く、グイグイストーリーにひきこんでいくので、とにかく最後まで退屈させません。

 小さい頃からやんちゃで、大人になってからも度々トラブルメーカーとなっている一人の男。ところがある日突然、ホテル風の一室に監禁されてしまう。理由もわからないまま、食事は与えられる。そして経過した時間は15年。そして外の世界へと解放された男。 「何故、自分が監禁されてしまったのか」。その復讐に生き、真相を求める男。果たしてその真実はいかに。事実に迫るほど、切なさと悲しさが加速する ジャンル的にはサスペンスなのですが、じっくり謎を解いていくというよりもストーリーを味わっていくタイプ。暴力的な場面、エロス、エグイ場面、そして残酷な場面。ただ、スタンス的には一歩引いて描写しているので、生々しさはさほどないと思います。でもその微妙な距離感が新鮮。

 韓国映画はストーリーをしっかり練り上げるものが多いインプレッションで、本作もそのたぐいです。よく考えられているなあ、と感心させられます。怖いくらい切なくて、怖いくらい人って怖い。そんなキャッチコピーがピッタリです。サスペンスの中でもヒューマン色が強いです。先読みでストーリーを常に考える人には、やや向かないかもしれません。どちらかというと、受け身でそのまま感じ取る方がスンナリ楽しめます。何か登場人物の男、そして出会う若い女性に感情移入してしまいます。ストーリーの前半はその悲しい人生に引き込まれて、ラストスパートは男と女の悲しいストーリー。そして巧妙に仕掛けられたトリックと復讐。最後まで全然退屈させません。見てスッキリすることはありません。間違いなく後味悪いでしょう。ただ、見てがっかりは恐らくないでしょう。ちょっと胸が張り裂けそうになったり、切なかったり。なかなか気持ちを揺さぶってくる映画です。

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プラトーン

 『プラトーン』は、1986年公開のアメリカ映画です。「ディア・ハンター」や「地獄の黙示録」などで知られるオリバー・ストーン監督の代表作の一つでベトナム戦争を描いたストーリーになっております。監督自身がアメリカの偵察部隊退院であった頃の実体験にもとづいて、そのベトナム民間人虐殺などについて描いている実録系の作品となっております。ベトナム戦争という極限状態の中で試される人の心の「正」と「邪」について、非常に高いステージで描かれており、人生が終わる前に一度は見ておかなくてはならないだろうと思える作品の一つです。特に今現在かなりタイムリーな話題となってもいますので、是非、確認してみてください。

 以上で、心を抉る映画紹介を終わります。あなた自身にピッタリと寄り添ってくれる素敵な映画は見つかりましたでしょうか?もし、見つかったのであれば、本当に嬉しい事です。これからも素敵な映画からドンドンと人生の糧を得て行ってくださいね。